江西省吉安市の宋代吉州窯遺跡から出土した、彩色騎馬人物像。馬が小さく人が大きく作られたアンバランスな比率に、素朴さと子どもらしさがにじみ出ている。(南昌=新華社配信)
かわいくて萌える、中国の古代おもちゃの数々
江西省南昌市の漢代海昏侯国遺跡から出土した長さ15センチ、高さ8.5センチの青銅の虎。滑車が付いており、前漢の海昏侯、劉賀(りゅう・が)の長男である劉充国(りゅう・じゅうこく)が生前こよなく愛したおもちゃの車とされる。(南昌=新華社配信)
【新華社南昌6月1日】今年も6月1日「国際子どもの日」がやってきた。中国の考古学調査で出土した文化財からは、古代の子どもたちがどんなおもちゃを使っていたか、どんな遊びをしていたかを垣間見ることができる。(記者/袁慧晶、舒暢)
かわいくて萌える、中国の古代おもちゃの数々
江西省吉安市の宋代吉州窯遺跡から出土した、ガチョウをかたどった土笛。ここで見つかる磁器像は多くが10センチ未満で、日常生活の中でよく見られる動物がモデルとなっている。700年の時を経た今もなお、美しい音色を奏でることができる。(南昌=新華社配信)
かわいくて萌える、中国の古代おもちゃの数々
江西省吉安市の宋代吉州窯遺跡から出土した、彩色騎馬人物像。馬が小さく人が大きく作られたアンバランスな比率に、素朴さと子どもらしさがにじみ出ている。(南昌=新華社配信)
かわいくて萌える、中国の古代おもちゃの数々
江西省吉安市の宋代吉州窯遺跡から出土した「捶丸(すいがん)」の球。球の中身は詰まっている。同市博物館の李希朗(り・きろう)館長によると、捶丸は唐代の「歩打球」を起源とする古代の球技で、杖で球を打ち穴に入れるルールや遊ぶ場所などの点でゴルフと驚くほど似ている。宋代、元代の壁画や宮廷画、瓷枕(しちん)の装飾にはしばしば捶丸に関係する絵が見られ、捶丸が当時の老若男女に広く親しまれたスポーツだったことがうかがえる。(南昌=新華社配信)
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江西省景徳鎮市の明清御窯廠(ぎょようしょう)遺跡から出土した青花纏枝牡丹文蟋蟀罐(せいかてんしぼたんもんしっそつかん)。景徳鎮御窯博物院の翁彦俊(おう・げんしゅん)院長によると、構図や筆意が明の宣徳帝・朱瞻基(しゅ・せんき)の御筆画によく似ており、高台やふたの裏側に「大明宣徳年製」の楷書の銘款があることから、宣徳期の宮中でコオロギ遊びが流行していたことを証明する物であるとともに、当時の皇帝のおもちゃだった可能性もあるという。(南昌=新華社配信)
かわいくて萌える、中国の古代おもちゃの数々
江西省博物館に所蔵する清代の筆立て「五彩嬰戯文六方筆筒(ごさいえいぎもんろくほうひっとう)」。2人の子どもがかわいらしい表情と動作で踊りを踊る様子が描かれている。(南昌=新華社配信)
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